そういえば全くディティクティブもしていない/『バットマン』
「怪奇!蝙蝠男現ル」みたいな見出しがでそう。
字幕で鑑賞。バットマンの映画好きなくせに、何でかこれは今まで見ていなかった。字幕で見ると、この言葉にこの日本語を当てるのか、とか思うと新鮮な気持ちになれるよのは面白い。
犯罪が多発する都市・ゴッサムで新たな都市伝説が産まれた。それは、巨大なコウモリの格好をした怪人が犯罪者たちを退治しているという……というカンジで始まるお話。まだまだバットマンのヴィジランテ1年生の頃であり、ジョーカーめがけてマシンガンぶっ放すようなバットマンの軸がイマイチな頃のお話である。
そうそう、今回のヴィランはジョーカーで、彼のオリジンでも薬品工場に落ちてしまうパターンを下敷きにしてる。まぁ、ジョーカーの過去をはっきりさせると因縁が出来るのは良いけれども、過去の判らない謎の狂人・ジョーカーというのキャラも捨てがたいので、これは甲乙つけがたい。
ティム・バートンがジョーカー書くとヤバイなぁ。とういうか、力量ある人がジョーカーを書くとヤバイ。しかも、ジャック・ニコルソンなんて人がジョーカーやるともっとヤバイ。そして、ティム・バートンが書いた話しなのだから、ジョーカーの最後が実に薄気味悪くてそれもまたヤバイ。そのヤバさも悪くない。
愚痴るとしたら、ハービー・デントの俳優さんが別の人のほうが良かったなというところぐらいか。アポロと呼ばれるには薹が立っていないかなぁ。