ティム「城が動くとかふざけてやがる」/『ニンジャバットマン』
ティムのセリフに全面同意であった。
ご近所に上映している劇場がなくて絶望していたのだけど、期間限定でご近所に来たので行ってきたのだ。5時起きでな(´・ω・`) ……上映の時間がちょうどいい時間がなかったんや。

ニンジャバットマン オリジナル・サウンドトラック:Batman Ninja (Original Motion Picture Soundtrack)
- アーティスト: 菅野祐悟
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2018/06/13
- メディア: CD
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あ、サントラが出てる。買おう。
神風動画謹製のバットマン。バットマンなんだけども、バットマンらしさ以外にもいろんなもの混ぜ込まれてて、とてもじゃないけどツッコミが追いつかないという実に素晴らしい映画でした。ダークナイトと同じ作品を題材にしてるはずなのに、どうしてこうなった?(褒め言葉)
バットマンたちがゴリラ・グロッドの謎の実験を阻止しようとするが、阻止しきれずアーカム・アサイラムごと戦国時代の日本にタイムリープしちゃうところから始まるお話。
アメコミでタイムリープとかは珍しいことではないので、まぁいいとして、舞台が日本の戦国時代ということで、いろんなフュージョンが違和感なさすぎて実に素敵なのがこの作品の良い所。ヴィランたちが名だたる戦国大名と入れ替わって出来てしまったヴィラン大名とか、言葉の響きに不思議と違和感がなさすぎる上に、元ネタの戦国大名もわかるという絶妙なデザイン。バットマンとニンジャを合わせた所も、違和感がなさすぎるところが逆に違和感というレベル。しかし、バットマンとナイトウィングとだったら、より忍者らしくて違和感がないのは、ナイトウィングだったなぁ。今作のデザインもあるけれども、ナイトウィングはバッツよりもガジェットに頼ってないイメージ。
デザインとかは全体的に良かったけれども、いかにも「突っ込んでください」というポイントもあってそれもまた良し。トンスラとか、アルフレッドとか、人間五笑年の掛け軸とか、謎の作画とか、上げればキリがない。一番のツッコミどころは城が動くだけでなくて、それぞれがロボになって更には合体するところかな。ロボ同士の戦いとかGガンダムとかいろんなものを彷彿とさせる。
ストーリーについては、難しい事考えずに愉しめばいいんじゃね?という感じ。バットマンのキャラクターについての予備知識がなくても、勢いで楽しめるので問題なさそうであった。とはいえ、これは知ってたほうが絶対楽しめるのは、バットマンだから仕方がないね。レッドフードがジョーカー殺さんばかりに殴る蹴るしてたのも、レッドフードとジョーカーだからDeath in the Family的に仕方がないね。
そうそう、キャストについてだ。全般的にヴィランズといいロビンズといい、中の人が豪華。何に出てるかはわからないけども、私でさえ名前は知ってる声優さんも多いし。全般的に似合ってたとは思うんだけども、ジェイソンだよ。ジェイソン・トッドというか、レッドフード。虚無僧スタイルで石田彰ボイスとか、銀魂の桂小太郎っぽいし途中から「ヅラじゃない、桂だ」とか言い出しそうな気がして困った。あと、ところどころハーレイ・クインの笑い声が神楽に聞こえたのも困った。特にギャグ回の下卑たヒロインにあるまじき笑い声を上げてる神楽の笑い声。
てか、どんだけ銀魂に影響されてしまっているんだ。自分。
まぁ、他にもいろいろ書いたりなんだりしたいけれども、キリがないのでここまで。しかし、良い映画であった。