ダミアンがいると親戚のおばちゃん目線になっちゃう/『スーパーサンズ』
実は初めてスーパーマン系の本を読んだのが、これだったんですよ。

スーパーサンズ (ShoPro Books DC UNIVERSE REBIRTH)
- 作者: ピーター・J・トマシ,ホルヘ・ヒメネス,中沢俊介
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2018/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
今更感もあるけども、「スーパーサンズ」を読んだんですよ。
バットマンはそこそこ知ってたけども、スーパーマンはあまり知らないというのに息子が出てくるのに挑みました。
結論:面白い!
少年冒険譚としては王道すぎるくらい王道なお話なのに、その王道さがいっそ心地よい。
お話が面白いのはもちろんだけども、キャラクターが明快なのもいい。偉大なるヒーロー2人のそれぞれの息子のコンビ。分かりやすい!おまけに偉大なるヒーローは、スーパーマンとバットマンという、名前だけは絶対に聞いたことがあるだろうヒーローだというのも分かりやすい!こんなに分かりやすいっていうのは、導入としてはいいいんじゃないの??としか思えない。
ちなみに、こんなに分かりやすいのがありがたいっていうのは、ダミアン以外の元ロビンたちとバットマンとの関係性分かりにくい!と常々私が思ってるから。
日本でも養子とかはなくもないけども、子供の後見人制度とか聞かないもん。私が知らないだけっていうのも十分あありえるんだけども。でも、養子だったり被後見人だったり…というか、そもそもロビン何人いるの?とか思ってしまいそうだし。
スーパーボーイことジョナサン・ケント君も実に分かりやすい。なんたって、スーパーマン読んだこと無い私でも知ってるヒロイン・ロイスとスーパーマンとの息子なんだよ!正統派主人公と正統派ヒロインの間の息子なんて、正統派のど真ん中行くに決まってる。
おまけにスーパーサンズというコンビも分かりやすい。ツンしか見せないツンデレ・ダミアンと素直で真っ直ぐなジョナサンという、キャラが正反対だという感じなのも分かりやすい。身長のこととか頭脳のこととかも、もう色々このコンビじゃなきゃダメだなって感じがするのもとても良い。
そして、「サンズ」だし少年ヒーローらしいく、ちゃんと「子供」をやってるのがほんと良い。特にダミアン、リルゴ以外でも、同世代の友達が出来て子供らしく過ごせてる君が見れてほんとに嬉しいよ。とかいう、親戚のおばちゃん目線になってしまう。