「もうちょっと」は一日一回まで

浅い感想とか愚痴とか垂れ流してる

魔女の終末には朝日が似合う/『スガラムルディの魔女』

女って怖いなー、私も女だけど。

2013年のスペインの映画である、スペイン語なんてかけらも理解出来ないに違いないので開き直って吹き替えで観賞。

 

失業中のバツイチ・ホセが息子連れ強盗後の逃避行の道中に魔女の住むスガラムルディに迷い込んでしまう。息子は逃避行の仲間諸共、魔女の晩餐のディナーになりかけてしまう。そこそこいい顔の主人公・ホセに恋しちゃったリーダー魔女の娘の助けとかもあって自体は混迷していく…というお話。うん、確かに主人公かっこいい顔してる。 

サバトするような魔女が出てくるようなお話なので、お下品だったりする箇所が多々ある。品行方正な方にはおすすめできない、ホラー・コメディである。なんでそんなトコでそんなこと言っちゃうかな、みたいなとこもあるけれども、基本はコメディーだし、笑い倒せばいいんじゃないかな?勢いとかあって面白かったけれども、そのへんはそこそこ前に見た「ロンドンゾンビ紀行」のほうが良かったかな。

OPが魔女の絵と、烈婦というべき女性たちの写真を出している。マタ・ハリだったり、名前は忘れたけれども殺人犯だったり、政治家だったり。何となくこの映画のコンセプトがわかる。だって、作中の女はどいつもこいつも怖い女しかいないんだ。魔女であろうとなかろうと、姿が出てても出てなくても。なのに、女を恐れながらも愛さずにはいられないみたいなところも笑えるポイントなんだろうなぁ。さすがラテンは情熱的。

ハリウッドならCG使ってそうなところでも、割と実写を使っている。CG使わずにワイヤーアクションだったり、実写っていうか特撮。

主人公ホセの吹き替え役の人、ベイマックスをやってた川島得愛さんなのか。随分と幅が広い人だなぁ。