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ゾンビは頭を一撃、コレ常識/『ロンドンゾンビ紀行』

みんながみんな口悪い。

原題は『Cockneys vs Zombies』。コックニーって言われても、そうそうピンと来ないだろうからだいぶ趣きが違うタイトルになってしまうのは仕方がないのか。ロンドンの労働者階級というか、下町っ子というか……あ、コックニーと言えば『マイ・フェア・レディ』を見たい。

工事中に発見した墓地へ、副葬品目当てに入り込んだ工事員達がゾンビを蘇らせてしまうところから始まる。ロックな始まりとかも、実にイギリスらしくて良いよ。マシンガン構えるおばあちゃんとかも実にイギリスらしい。

この映画、優秀なおじいちゃん・おばあちゃん萌え映画ではないのか?立ち退きのための工事業者を口汚く罵るおじいちゃんとか、ゾンビの首をチェーンソーで斬っちゃうたり、ゾンビに家電をぶっ刺して攻撃したり、ゾンビに相手に見事なパンチを決めたり、カナヅチでゾンビ倒したり、実にカッコイイお年寄りの活躍場面でいっぱいである。最後に浮かんだ感想も「ジイちゃんカッコイイ!」だ。

あと、ゾンビ映画だからってわけでもないけども、所々で黒い場面があるなぁ。皮肉だったり、義足アタックとか。この辺はイギリス映画らしさなんだろうか?

メインの登場人物はどいつもこいつもヤバイけども、一番ヤバイのって主人公兄弟のイトコのケイティだな。