剣ばかり出来ても戦場においてはねーぇ/『塚原卜伝』第1話
バラエティ以外での中尾彬初めてみたかもしれない。
風林火山以外の時代劇も観たくなって、こちらにも手を出して見た。やはりチャンバラは良いものだ。
第1話は初回74分SPで、お話としては「塚原卜伝旅立ちの巻」というところ。大剣豪の旅立ち何だから、華々しいシーンもある。名だたる武道・武術書とかにはだいたい烏天狗描いてあるから、ファンタジーな出だしも仕方がないよね、というような演出もあるよ。
他の流派に思いを馳せるバトルジャンキー・塚原新右衛門クン。真田信繁やってた堺雅人がやってるせいか、伝説に足を突っ込んでる人としての胡散臭さがいい具合だ。自分の中で堺雅人はどんなに誠実に現実を描こうと演じてもどこか虚構臭さをカンジてしまうんだよなぁ。
強者・他流派に憧れるバトルジャンキー・新右衛門くんとは言え、そこそこ良いお家の坊っちゃんであるし、旅に出るにも先立つものが必要なので、鹿島の政治的な問題も色々関わっているようだ。実に時代劇。
体の動かし方とか実に丁寧だし、そういうところも好感が持てる。こういう丁寧な時代劇は実に良い。チャンバラシーンもただの派手なチャンチャンバラバラとしてるんでなくって、そこそこちゃんと結構剣術してるじゃねぇか。あらやだ、こういうのステキ。
OPのキャスト名が関東戦国詩的にビッグネームがちょいちょいあるあたり良い。登場はしなかったとは言え、愛州移香斎も名前が出ただけでもときめきますね!
ところで、新右衛門のお供・左門さんてば真田丸で勝頼様をやってた人じゃないか!あんなに儚げな勝頼様をしてるのに、これは力強そうだ!