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それってラパチーニの娘?/『里見八犬伝』

OPとかところどころのBGM聞いた時、間違いかと思ったけども間違いじゃなかった。 

里見八犬伝

里見八犬伝

 

 里見八犬伝という話が好きで見てみたんだけども、モチーフにした何かだった。キャラ設定とか色々魅力的だから色々したくもなるよね。

キャラクターについてはさておき。そもそも八犬伝は百巻以上あるというおっそろしく長い物語。かいつまんだり何だりして2時間前後の映画に詰め込もうとしてもやはり別物語のような印象を受けるのは仕方がないか。

原作好きとしては、ゝ大法師も出ないし、犬士の登場とか設定とか色々違うし、何より信兵衛がショタ少年じゃないし、という所が色々残念。いや、しかし凛とした少年犬士枠があったのは良かったし、毛野をいっそ女にしちゃったのも良いことだ。

とはいえ、信乃が運が悪いというか不憫だったり、大角の親がすり替わっていたり、という基本はちゃんと押さえてある。そういう姿勢、大事だね。

キャラ設定と物語以外にもまぁ、ツッコミどころが満載である。毛野の舞いとか適当に百人一首を歌ってるんじゃないよ、とか。そういう舞いっぽい場面で歌ってた歌とかも調べればすぐに分かるだろうに。落乱に書いてあったんだもの、角川が絡んでたのならイケたはず。娯楽モノだから時代考証はどうでも良いのかしら、とか思わんでもない。

まぁ、特撮もてんこ盛りだし娯楽として楽しむにはいいんじゃないかな。薬師丸ひろ子は可愛いし、お色気シーンもあるし、ワイヤー使いまくりな豪快アクションシーンもたっぷりあるし、見どころはたっぷりだ!

それはともかく、夏木マリ玉梓が悪の女幹部として出来すぎてる。なんか顔立ちに映えすぎる悪役メイクが実によく決ってる。

ところで、この作品の薬師丸ひろ子がものすごく可愛いんだけども。これは主演が数多くあるのも納得できるただならぬ可愛らしさ。最近のイメージしかなかったんだけども、なんだかこういうのに気づくのも面白いな。