結託武田ブラザーズ/『風林火山』第十一話
小山田殿の人って、画伯だったよね。そういうことを思い出しながら11話。
いよいよ暴君な信虎を追放するために、武田家中の結束を計るところからのスタートである。言うとおり家中の乱れは他国の格好の獲物だもんね。しかし、武田兄弟はあんなにも仲いいのにどうしても親子仲はあんなにひどいのか。多分、家臣団のゴタゴタとかが背景にあるんだろうなぁ。殺さずに追放するしかないとか、違う派閥の家臣に付け入る隙を与えないようにしたようにしか見えない。
それから信虎追放の遣り取りといい今回も主人公が晴信くんであるかと思ったら、途中から勘助が主人公に戻っていた。だって、家臣の前で父への謀叛を言い出したり、武田屈指のよく出来た弟・信繁との和解というか絆の再確認とか、実に主人公らしかったんだ。まぁ、勘助も信虎と対峙して、何かを乗り越えたようなあたり主人公である。
シメのナレでも言ってたけども、この後も長い間生き続けるのだよな。それも、信玄が死んだ後も。戦国大名ってほんと困った職業だこと。