CDって良いものだよね?
ダウンロードやストリーミングがメインになってきた今やCDを買わなくても音楽を楽しめるとはいえ、音楽を生業にしている人はCDで買うのだろうと思っていたけども、そんなことはなく今ではほとんどデータで購入すると聞いて、非常に衝撃を受けたんですよ。よくよく考えてみれば、生業にする以上数を聞きたいだろうし、更に整理することも考えたらデジタルのほうが断然楽だ。
10/8の特別ラジオ番組『DREAMS COME TRUE 中村正人の「MUSIC QUEST」』で、蔦谷好位置さんのお話を聞きながら、そんなことに驚いたりしながらとりとめもないことを考えていた。
私はCDという存在は非常に良いものだと思ってる。もちろん、デジタルも便利で良いものだと思うし、LPも音質などが味わい深く良いものだと思っている。CDだとデジタルに比べて歌詞とかゆっくりと読むことが出来るし、ライナーノーツがついているものもあるからデータじゃ付いてない情報も読むことが出来る。ライナーノーツだのは不要な人は不要だろうけども、そこも楽しみの一つじゃあないか。それと、ジャケットのデザインも楽しめるのもCDならでは。デジタルを愛用する人でも、ジャケットがアイコンになっていることが多いのだから、ジャケットデザインが心に残るほうが良いに決まっている。しかしアイコンは小さいし、デザインを楽しもうと思ったらある程度の大きさがあるCDというのはやはり良いものだ。
もう一点非常に驚いたのが、中村正人さんの話に上がっていた、音楽制作の第一線の場でも今ではCD焼かないということ。確かにデータの保存とかCD-Rの出番が無くてもなんとかなるけども、バックアップももう全てデジタルというかクラウドなんだろなぁ。「(CDを)焼く」っていうのは、英語じゃ死語になってるようだけども、日本語でも死語になってそうだ。使わない言葉が薄れていく速さは尋常じゃない。