「もうちょっと」は一日一回まで

浅い感想とか愚痴とか垂れ流してる

きょうの大河/『おんな城主 直虎』第40話

毎週見てるんだからメモしても良いんじゃないかと思ったので、書いておこう。

サブタイトルは「天正の草履番」。草履番とか成功したら大出世が約束されたような役職じゃないか、井伊の再興は近いぞ万千代。

ともかく、虎松が「井伊万千代」として元服と出仕を始めたものだから跡継ぎがいなくなった松下家との話し合いと、万千代が井伊の名を再び興すための新しい土俵での勝負の始まりのお話だった。もう主人公がすり替わってるじゃないか、おとわ様。

どなたもこなたも新しいステージに進んでいるのも今回のお話で印象的だった。世代が変わったのではなくて、戦場を変えたのがはっきりとした感じ。大人と同じステージに立って勝負を始めようとしている万千代と、大名としてではなく文化人として誰にも換えが効かない何かになって生き残っていこうとする氏真が、全く別の舞台で戦いはじめたし。戦場は変わってないけれども家康はというと、信玄が死んで変わっていくだろう時勢やまたその先でも戦っていける新しい徳川家の体制を作っていこうとしているし、やはりステージが変わろうとしている。

キャラクターで印象的だったのが、松下の義父上がほんとに人格者!万千代を「井伊万千代」として送り出している場面だけでなく、しのさんが松下の奥方として松下家のために「松下万千代」として出資させようと必至に訴えるあたりでも窺い知れる。しのさんの出身である奥山家は井伊の一族でもあるから、井伊の再興を願わないはずがないし、そんな人が松下家のためにああまで言うだなんて、本当に良い夫なんだろうな。

あと、前任者が優秀すぎて後任が見つからないかもしれない、とかちょっと嫌なリアルがちらっと見えてた。そういうのは日曜日の夜にちょっとしんどいぞ!明日が祝日で助かった。