NINJUTUってスゴイ!/『真田幸村の謀略』
この出だし、ウルトラマンとか言われても違和感ない。
Twitterで(とても婉曲的に言って)不思議な魅力があると評判だったものをようやくU-nextを利用して鑑賞。そう、コレを見るためにU-nextに加入したのだった。
初っ端から超巨大隕石のどアップから始まるという、不思議な演出から始まる時代劇。これ時代劇の始まり方か?星とかは災いの兆しだから仕方がないね、とか言い聞かせたとしても、この頃まだ二十歳ぐらいのはずの林羅山((1583年生まれだから関ヶ原があった1600年とか数えでも10代がおじいちゃんだったりとか、初っ端から飛ばしてるな!これは大胆。他にも「このエフェクト、ウルトラマンで見た」ってのがちょいちょいあった。
タイトルだけ伝奇色が強い気がするけども、見ればやっぱり伝奇モノ。真田で伝奇モノとなれば「真田十勇士」も出るのが必定というもの。まずは正統派忍者の霧隠才蔵。ガマの召喚が得意そうな猿飛佐助。演・ガッツ石松である程度キャラが見当付く海野六郎。望月姓なのに関西弁とか出身はどこなんだ?望月六郎。チャラいぞ筧十蔵。朝鮮妖術使える?三好伊三入道。灰汁がなさそうでほっとする穴山小助。ヒャッハー!とか世紀末な由利鎌之助。ごめん、赤ふんしか印象に残らなかった根津甚八。ジュリアおたあと一緒にするとか、正気の技か?三好清海入道。すごいぞ濃いぞ十勇士!
ホームをロストしてひっどいことになってる後藤又兵衛とか、毒殺の方法とか、これは兵法なの?みたいな策とか……随所に奇怪・大胆なことが色々ありすぎて食傷気味になるほどの濃さ。これホント時代劇って扱いで良いの?忍術っていうか、超能力っていうかなんていうか……色々ありすぎて、時代劇の姿を借りた何かのような気もするけど、それでも良いか。しかし、真田十勇士は伝奇と相性が良い。
古い映画なのでテンポが随分違うので見づらいかもしれないあたりと、古い映画なので、首とかおっぱいとかいろんなポロリがあるので、その辺は注意が必要かもしれない。首のポロリはほんと気をつけたい。