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武士とは見栄と意地の生き物也/『超高速!参勤交代』

知恵と勇気だ!参勤交代! 

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 出だしから相馬弁というか、あのへんの方言から始まるのがなんかほっこりする。西村雅彦とか、地元のラジオ番組で富山弁ネイティブっぷりを発揮しているというのに、相馬弁もしっかり発揮するとかすげぇな!佐々木蔵之介も見事な腹話術とか、ちゃんとした俳優さんのスキルはスゴイと感心しきりである。おまけに走るシーンの上半身のブレなさとか、ナンバ走りだしこだわりとかが素敵すぎる。

他に役者さんとかについてと言えば、上地雄輔のことである。確かこの映画した頃ってまだ「おバカ」で売ってたような気がするのにのにこんなにちゃんと時代劇出来るとか、すごかったんじゃね?とかちょっと驚いてる。ちゃんとした真面目系文官が出来てる!スゴイなぁ。しかし、最近のドラマとか映画でこの人何に出てるんだ?

ストーリーはとしては知恵と勇気で悪老中の策を知恵を凝らして潰して藩の意地示すのだ!というような結構王道的な感じ。時代劇らしいチャンバラシーンについては、ちゃんとチャンチャンバラバラしてるのでさほど物足りないということもないと思う。但し派手なチャンバラ・サムライシーンは期待しちゃダメだな。しかし、小藩が知恵で大きな力を持った悪役の鼻を明かすというストーリーは、王道になるだけあって気持ちのいいあらすじだな。

そして、ラストのチャンバラシーン、家臣たちがそれぞれの得物をそれぞれの構えで構えて活躍するという場面とかたまりません。ああ、チャンバラっていいものですね!