「もうちょっと」は一日一回まで

浅い感想とか愚痴とか垂れ流してる

もしかして、ビクターの由来はあの博士?/『ジャスティス・リーグ』

ほら、彼もVictorだし、科学の力で生き返らせたりするし。サイボーグは生き返らさせられた側だけど。

ジャスティス・リーグ(字幕版)
 

 いろいろ見てる途中の作品あるけど、今Netflixで見れると気づいちゃったのだから、見るのだ。おまけに『バットマンvsスーパーマン』見てないけど見るのだ。

スーパーマン亡き後、世界の敵がやってきちゃったので、我らがクソコウモリ・バットマンがチームを超人チーム結成して地球のために頑張るお話。まぁ、ヒーローものの基本はそんな感じだけどさ。

スーパーマン亡き後のしみったれた雰囲気のまま始まるOP。このDCでよく見る陰鬱な雰囲気嫌いじゃないわ。そんなスプスのお葬式モードのままヒーローたちが団結していくのだけども、チームが纏まるまでなかなかめんどくさい。50年以上もかけて作られたキャラクターが一筋縄で行くはずがない、と思えば尤もな気がしてくるけれども、JLの面々がそれぞれがそれぞれタイプの違うコミュ障なのが原因じゃないか。馬が合わないとかよりひどい。

そんな筆頭コミュ障さんであるバットマン、スーパーマンていう希望の象徴の後に見るとマジこいつ陰険だなと実にしみじみ思ってしまう。なのに、ボンボンというか富める人ならではな傲慢やり方も使うし、やっぱりバッツはめんどくさい。自分でネタにする程度には分かってるのは、それも見てて面白いけど。

バットマン好きすぎて、基本バットマンぐらいしか映画も見てないし、アメコミ読んでなかったんですが、今回初めてようやくわかったのは、ワンダーウーマン格好良い!」ってことだ。戦うお姉さんはそれだけで格好良いのに、それが美人だと格好良さが増してて、もう感謝の言葉しか出てこない。

そして、フラッシュの中の人というかバリー・アレンの喋り方ってば、ダメなオタクの喋り方じゃないか。心が痛い!それは私によく効くんだ!顔見てる分にはイケメンなので、フラッシュ演じるエズラ・ミラーの他の映画も見たい。いやしかし、エズラ・ミラーに限らずイケメン祭りであった。アクアマンもサイボーグも格好良い。

続編はそのうち来るでしょうけど、楽しみだなぁ。バトルシーンでグリーン・ランタンいたし、彼もきっと出るんだろう。ARROWもドラマ続いてるようだし、グリーンアローも出るだろうな。

せっかくいろいろ映像作品があるんだから、スーパーマンも見なきゃなぁ。クリストファー・リーヴが演じるものを特に見たい。リーヴ自身ヒーローだしね。

吹き出さないの撮るまでに何回やったの?/『世にも奇妙な銀魂ちゃん』二話

無駄に伝説の超地球人の再現度が半端ないのに驚愕した。

pc.video.dmkt-sp.jp

あれ?またリンクが銀魂ちゃん仕様でも何でも無いやつになってる。

ともかく、今週も本日公開の『世にも奇妙な銀魂ちゃん』の新作公開なので見るのだ。映画本編も劇場で見たいけども、少なくとも今週は24時間テレビのせいで映画館がムダに混んでそうなので行かないけどさ。

今回のお話の原作はこれ。しかしなんてひどいタイトルだ。

あらすじは、マンガもアニメもあるから、置いといて。

今回はDBパロがある以上バッタモン臭いんだろうなぁ、と思っていたら、予想以上のバッタモン感がすごかった。明らかにダンボールと、やたらとテラテラした生地とか、ここまで来ると風情があってたまんないとか思ってたのに、超地球人だよ。超地球人。なんであんなに似てるの?

それと、今回はお話のアレンジがかなり効いてた。あらすじは「全く」と言って良いほど変わっていないのだけども、予告動画にも出てたメーテルとかが出てるあたりがドラマだけ。しかし、このアレンジの仕方、ドラマだからやってみましたっていうよりも、またガンダムネタ使ってるし、メーテル出してるし、ただただとにかく福田雄一監督の趣味なんだろうなぁ。面白かったし、いいんだけどさ。

役者さんとかで気づいたことといえば矢本悠馬氏だよ!『直虎』のイメージが強すぎて、あんな可愛らしい話し方出来ることを知って驚愕してる。こないだたまたま見かけたNHK教育で朗読(そのわりには色々動いてたけど)してたのとも違うし、すごいなぁ。

 

 

この前のも面白かった 

naruka.hateblo.jp

 

ヤング・ジャスティス見始めました

バットマン以外の最初DCのおベンキョも兼ねてNetflixで見始めました。まだお試しなので、続けるかどうかは迷ってる。

www.netflix.com

まだ最初の最初みたいなところしか見てないけれども。

 

とりあえず言いたいのは、

ロビンのデザインが生足・うろこパンツじゃなくってホッとした!

いや、生足じゃなくてなんかタイツ履いてたとしても、うろこのパンツっていうだけでどうなの?これだ。ほんとこれだよ。いや、ほんと良かった。

デザインを見てるとティムのようだけども、中身はディックだそう。

ますます、あのデザインじゃなくて良かったね、としか言いようがないな。

龍潭寺はいいぞー/『おんな城主直虎』第1話

世にも不思議な銀魂ちゃん」見てたら、矢本悠馬さんが出てたのだ。そしたら、2017年の間ずっと楽しかった大河を思い出したので、こちらも少しずつ見ることにするのだ。

このあたりの子役はみんなかわいいよね、と和んでしまう第1話。そしてこれが後で辛かったんだよなぁ。

 改て第一話を見ると、よくわかるところもあるな。小野和泉守政直を見ると高橋一生演じる小野政次の表情とかすごい寄せてるトコとか、このドラマの女性のほうが肝が座りまくってるトコとか。そういうところが第一話から最期までぶれてなかったよく分かる。亀之丞だけは見事に化けてたと思ったけども、すでに片鱗が見えるな。

それと、井伊直満と直平が見た目といい所作と言いあまりに山賊っぽくて、井伊の洗練されていないトコもよくわかる。そりゃぁ、立ってる土俵が違うので勝てるわけないじゃないか今川が。それ以上に文明度が違いすぎて、どうにもならないよ感がひどい。

そんな直満叔父さんがきっかけとなっての、ほのぼのスイーツ大河かよと思ってた所からの、サスペンスへの急転。リアルタイムで見てたときもショックだったけども、お話わかった上で再び見て結構ショックな展開だ。

これからずーっと作中の舞台の一つとなる龍潭寺は素敵なお庭もあるし、見ごたえがあるので一度は見たら良いお寺である。浜松の旧引佐郡のあたりは色々立派なお寺があるし、天竜浜名湖線も乗りたいのでまた行きたい。郷土史本のコーナーで今川氏の研究のものがたくさんあってうらやましい限りであった。お天気も良いし、やっぱり静岡また行きたいなぁ。

お盆すぎたけど「ルパン音頭」聞かなきゃ/『ルパンvs複製人間』

この手の雰囲気にそぐわないテーマソング、アダムスファミリーを思い出す。

 1978年公開の、最初のルパン三世の劇場アニメ・長編モノ。調べてたら、最初の劇場版がかの有名な実写版「念力珍作戦」だって言うのに驚く。おまけに、「念力珍作戦」には前川清も出てたとか…マジか。 

全体的に古いというか、時代を感じる。まず、声優さんたちが全体的に声若い!とはいえ、次元の小林清志さんはそんなに違和感ないんだけども、不二子役の増山江威子さんと五右衛門役の井上真樹夫さんの声にホント年齢を感じる。

あと、言葉の使い方とかにも時間を感じるけども、何より「大統領と書記長」という単語。何よりそこに時代を感じる。そして、マモーが引き起こそうとする最悪の事態が核ミサイルの発射だというのに歴史を感じる。そもそも物心ついた頃にはベルリンの壁崩壊してたから冷戦を感じるというだけで、古いと感じているのはあるだろうけど。というか、このお話で脅威として描かれているのが、クローン技術とかの未知の技術とかオカルトとか、この時代のひっそりとした不安感なのかしら?という気もする。

OP真面目に見てたら、「声の出演」に三波春夫赤塚不二夫梶原一騎とか!豪華だけどもこれも時代を感じる!!赤塚・梶原の2人が出ているシーンが出演した場面を見ると、なんかもう言葉にならない。プロじゃないから仕方がないんだろうけれども、棒読み感が凄まじい。演出と言うにはお粗末すぎるし…まぁ、そういうもんなんだと割り切っておきましょう。

お話はというと、ひとまず落ち着いて見ると、そんなに面白いわけでもないよねと思う。お話急というか、どうしてそうなったのかがよくわからないシーンが多いし。急展開過ぎて、追いかけていけないというかそれがよく理解できない。これ、70~80年台の不安感と一緒に味合わないとダメなんだろうな、と思ってる。単純に好みが合わないという可能性もあるけど。

名画(アホなのでタイトルわからない)のパロディのシーンとか、正直意味がわからない。追いかけっこのシーンならシーンでいいんだけども、別にあの絵である必要ないし、もっと複雑な建築物でやってもいいじゃない。

ついでにジャスティス・リーグとロビンのイラストがちらっと出てきたんだけども、あれブルマ履いてるロビンのコスチュームなのにも歴史を感じるね。

 

 

銀ちゃんの枕元のアレ、DB?/『世にも奇妙な銀魂ちゃん』一話目

「お前の持てる力すべてで私を眠らせてみろ」とか、冷静に考えてみると魔王用のセリフじゃないか。

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dTVで配信始まってたので早速見るのである。そして、リンク貼ったら銀魂ちゃん仕様じゃないという悲劇。

本日公開してたのは、「眠れないアル篇」もとい「寝る子は育つ」。アニメでも原作でも、このお話は銀魂屈指の面白さだと思う。 

第153話 寝る子は育つ

第153話 寝る子は育つ

 

お話とかはマンガもアニメもあるんだから、どのバージョンでもいいから一度は絶対見るべき面白いお話。上に挙げたアニメだと叫び声とかも面白いよ。

実写をしてよかった点がとにかく橋本環奈演じる神楽ですよ。あのクマだらけの目が押入れの中から覗き込んでくるって、実写になると不気味さ倍増で、あれはヒロインがやるべき顔ではないというのがよく分かる。そもそもが可愛い人がそんな残念なことをしてるので、実に銀魂のヒロインたちの残念さがよく分かる。

役柄の他にも橋本環奈が小さいのが可愛いいのが良かった。小栗旬が長身なのもあるけど、「ありがとう銀ちゃん!」とか言ってるシーンで二人並んでるのが身長差もあってものすごく可愛い!このお話はお世辞にもそんなこと言えないメイクしてるけども、それでも可愛い。こんなの美少女が出しちゃダメでしょう、と言いたくなる野太い声とか出してたけど可愛かった。

そうそう、アニメ版の神楽をやってる釘宮さんが声で出演するのはこの回でした。わざとあの特徴的な神楽喋りにしたので、すぐに分かった。途中でガラリと切り替わるあたり、匠の技であった。プロってすごい。

ケチを付けるなら、銀ちゃんがラジカセ蹴り壊すところの迫力がちょっと物足りなかったかな?というぐらい。そもそものお話完成度高いもんね。いい話を選んでよくぞ実写化してくれたよね。

 

 

続き、公開されましたね😊 

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竹刀がちゃんと使い込んでる竹刀だ!!/『銀魂-ミツバ篇-』

でも、鍔が傷一つ無いピッカピカのなのになんだか萎えちゃった剣道経験者が自分です。

そろそろ2の公開だし、『寝る子は育つ』を実写化した『寝れないアル篇』見たいしー、というわけでわざわざdTVに登録したのである。

お話については、原作もあるしアニメもあるし、いずれかでも読んでおけばいいんじゃねぇのかな?って感じ。どれで見ても悪くはないともうんだ。後は好みだ。

冒頭の朗読、新八が読み上げるものってイメージがあったので、菅田将暉の朗読ってこんなだっけ?とか思ってたら、山崎役の人がやってた。新八が出ない話って言うこともあるけれども、菅田将暉が出ていないので出番がある人が読んだのだろうな。そして何より、制作費の節約ということもあるんだろうな。新八のセリフだからって菅田将暉に読ませたら、制作費が跳ね上がるであろうのは簡単に想像つくし。近藤さんもとい中村勘九郎も出番が減ってたけども、これも使い所を絞り込んだ制作費節約の気がする。

映画より断然セリフが増えてる新選組なんですが、セリフがほんとにアニメに似せてるっていうか寄せてるって感じがすごい。柳楽優弥とかアニメとほんと良く似てたもの。山崎役の人はアニメとは似てないけど、この週末に公開されるドラマの方でも注目しておこうか。

ある意味、この作品の見どころでもあるイケメンの無駄遣いが今作もひどいなぁ。少なくともアニメよりもセリフの下品さ増してる気がする、こんなセリフを柳楽優弥と吉田亮とか言わすなよ。しかし、イケメンの有効利用だったのは、チャンバラシーンというか土方と沖田の稽古シーンである。CGとか使ってないちゃんとした殺陣だったので見てるだけでも満足だったけれども、握り方とか振りかぶり方とかがちょっと甘い所もあったなぁ。やっぱり、しっかり振りかぶったほうがかっこいいんだよ。その分速く振ったりしないと迫力とかちょっと物足りないけどさ。

お話とか役者さんとかそういうものを考えなくても、ちゃんとしたチャンバラシーンというものがあるだけでも、このドラマ良いわ。ワイヤーアクションとかCGがなくても人の技っていうのは良いんだよ。うん。

そうそう、カウントダウンTVのパロが、平賀源外とかのちゃんとしたキャラでもなんでもなく、ただのムロツヨシ佐藤二朗じゃねぇか。原作が銀魂じゃなかったら、ほんとファンに怒られてたと思うよ。

 

実写は映画の方も見ております 

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魔女の終末には朝日が似合う/『スガラムルディの魔女』

女って怖いなー、私も女だけど。

2013年のスペインの映画である、スペイン語なんてかけらも理解出来ないに違いないので開き直って吹き替えで観賞。

 

失業中のバツイチ・ホセが息子連れ強盗後の逃避行の道中に魔女の住むスガラムルディに迷い込んでしまう。息子は逃避行の仲間諸共、魔女の晩餐のディナーになりかけてしまう。そこそこいい顔の主人公・ホセに恋しちゃったリーダー魔女の娘の助けとかもあって自体は混迷していく…というお話。うん、確かに主人公かっこいい顔してる。 

サバトするような魔女が出てくるようなお話なので、お下品だったりする箇所が多々ある。品行方正な方にはおすすめできない、ホラー・コメディである。なんでそんなトコでそんなこと言っちゃうかな、みたいなとこもあるけれども、基本はコメディーだし、笑い倒せばいいんじゃないかな?勢いとかあって面白かったけれども、そのへんはそこそこ前に見た「ロンドンゾンビ紀行」のほうが良かったかな。

OPが魔女の絵と、烈婦というべき女性たちの写真を出している。マタ・ハリだったり、名前は忘れたけれども殺人犯だったり、政治家だったり。何となくこの映画のコンセプトがわかる。だって、作中の女はどいつもこいつも怖い女しかいないんだ。魔女であろうとなかろうと、姿が出てても出てなくても。なのに、女を恐れながらも愛さずにはいられないみたいなところも笑えるポイントなんだろうなぁ。さすがラテンは情熱的。

ハリウッドならCG使ってそうなところでも、割と実写を使っている。CG使わずにワイヤーアクションだったり、実写っていうか特撮。

主人公ホセの吹き替え役の人、ベイマックスをやってた川島得愛さんなのか。随分と幅が広い人だなぁ。

悪魔憑きはブリッヂがお好き/『コンスタンティン』

コミックの方は未読。ザターナと付き合ってることは知ってる。 

キアヌ・リーブス主演の2005年の映画。DCコミックスの原作なのでダークかつ厨ニっぽいのはもはや仕様。原作に該当もしくは類似するエピソードがないという、だいぶかけ離れた仕様らしいけれども、それでもDCの映画らしいところもあったので大丈夫。ここで言うDCらしさとはリル・ゴッサムな感じではなくって、フランク・ミラーな感じだけども。

やさぐれ系エクソシスト探偵ヘビースモーカーが真のヒーローとしてヒロインを守るお話(ジョンの属性多すぎやしないか?)。ニンジャバットマン以来再燃したアメコミ熱と、イケメン不足のために見たのだけども、いやぁキアヌ・リーブスの端正な顔は実に良いものである。

字幕で見たんだけども、音と字幕が乖離しているというか…この辺、キリスト教文化に馴染んでいないとしっくりこない来ないような感じがあった。このあたりは他の洋画でも感じているところだけれども、オカルトとかキリスト教とかが絡むと違和感が更にでかい。

基本アメコミなので、厨ニ全開で深く考えずに楽しんでも問題ない感じなので、アメコミとイケメンを楽しみたければ良いのではないか。まあ、爽快なヒーロー物ではないけれど。

 

この年代の映画だと、もうSFXが今とほとんど遜色ないなぁ。映像もキアヌ・リーブスもカッコよかった。これは見てよかった。

 

DC Universe Online - Statue: Zatanna

DC Universe Online - Statue: Zatanna

 

これがコンスタンティンの彼女である。太ももがけしからんので、いいぞもっと映像化するんだ。

 

好きな天草はアマクサさま(ボンボン派だもの)/『天草四郎時貞』

子供の頃TVで見た大島渚監督は、偉そうでなんかよくわからんけどオモチロイおじちゃんというイメージであった。

1962年の大島渚監督の映画である。おまけに白黒なので、冒頭にキャストが出るのはいいんだけども、誰が演じてるんだかわからない。映像を見慣れていないというのもあるんだけども、そもそも役者さんがわからない。なので、キャストを参考にしようと思うも、冒頭のキャストが役者名が出ても役名が出てない。一人複数役でもやってるのか?とか思うけども、顔と名前が一致しないので検証しようがない。かろうじて名前がわかるのが「三國連太郎」と「平幹二朗」ぐらい。自分が知ってる年取った顔とは違う若い顔だから参考にもならない。しかし、どことなく息子さんの面影がある「この人かな?」って顔立ちの美味しいポジの人はわかった。

そんな感じで役者さんを味わうことが出来ないので単純にお話を見ようにも、このお話なんか初っ端からイデオロギー強いな。どういう主張かはちゃんと読み取れていないので置いとくとして、いかにもそういう面倒な映画だ。絵に描いたような悪代官的な役が登場し、圧政に苦しむ島原の民草からはじまるのは、島原の乱の描き方としては正しいのだろうけども、何かが違うような…他の方のレビューとかいろいろ見てたら「60年代」とか「安保闘争」とかあって、そりゃぁわからないわ。

チャンチャンバラバラとか合戦シーンを期待してたけども、そんなシーンもない。ポスターみたいに一刀両断していく天草四郎が見られるのかと思ったけれども、そんなことがない。一揆一揆で蜂起しようかどうかとか疑心暗鬼でグダグダ言うてるし、幕府も幕府で蓑踊りとか引き回しとかそういうシーンが多いので陰鬱な気持ちにさせてくれる。大掛かりなセットや人といい、この時代の映画すげーなー、と感心するシーンは多いんだけどそんな印象が霞むぐらいの陰鬱さである。終わり方もなんかスッキリしないしなぁ…

その他でちょっぴり感心したのは山田右衛門作が出したり、割と歴史というか史実を踏襲した流れで進んでいたということ。だからといって、また見ようとは思わないかな。