「もうちょっと」は一日一回まで

浅い感想とか愚痴とか垂れ流してる

お盆すぎたけど「ルパン音頭」聞かなきゃ/『ルパンvs複製人間』

この手の雰囲気にそぐわないテーマソング、アダムスファミリーを思い出す。

 1978年公開の、最初のルパン三世の劇場アニメ・長編モノ。調べてたら、最初の劇場版がかの有名な実写版「念力珍作戦」だって言うのに驚く。おまけに、「念力珍作戦」には前川清も出てたとか…マジか。 

全体的に古いというか、時代を感じる。まず、声優さんたちが全体的に声若い!とはいえ、次元の小林清志さんはそんなに違和感ないんだけども、不二子役の増山江威子さんと五右衛門役の井上真樹夫さんの声にホント年齢を感じる。

あと、言葉の使い方とかにも時間を感じるけども、何より「大統領と書記長」という単語。何よりそこに時代を感じる。そして、マモーが引き起こそうとする最悪の事態が核ミサイルの発射だというのに歴史を感じる。そもそも物心ついた頃にはベルリンの壁崩壊してたから冷戦を感じるというだけで、古いと感じているのはあるだろうけど。というか、このお話で脅威として描かれているのが、クローン技術とかの未知の技術とかオカルトとか、この時代のひっそりとした不安感なのかしら?という気もする。

OP真面目に見てたら、「声の出演」に三波春夫赤塚不二夫梶原一騎とか!豪華だけどもこれも時代を感じる!!赤塚・梶原の2人が出ているシーンが出演した場面を見ると、なんかもう言葉にならない。プロじゃないから仕方がないんだろうけれども、棒読み感が凄まじい。演出と言うにはお粗末すぎるし…まぁ、そういうもんなんだと割り切っておきましょう。

お話はというと、ひとまず落ち着いて見ると、そんなに面白いわけでもないよねと思う。お話急というか、どうしてそうなったのかがよくわからないシーンが多いし。急展開過ぎて、追いかけていけないというかそれがよく理解できない。これ、70~80年台の不安感と一緒に味合わないとダメなんだろうな、と思ってる。単純に好みが合わないという可能性もあるけど。

名画(アホなのでタイトルわからない)のパロディのシーンとか、正直意味がわからない。追いかけっこのシーンならシーンでいいんだけども、別にあの絵である必要ないし、もっと複雑な建築物でやってもいいじゃない。

ついでにジャスティス・リーグとロビンのイラストがちらっと出てきたんだけども、あれブルマ履いてるロビンのコスチュームなのにも歴史を感じるね。