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最初から最後まで波乱万丈/『華麗なる宮廷の妃たち』カトリーヌ・ド・メディシス

サブタイトルに「黒い王妃 天使か悪魔か」とかあって、なんだか厨二心が煽られますね。

NHKオンデマンド | プレミアム8 華麗なる宮廷の妃(きさき)たち <文化・芸術> カトリーヌ・ド・メディシス 黒い王妃 天使か悪魔か

2009年のNHK製のドキュメンタリー。NHKのドキュメンタリーってだけである程度のレベルは約束されているけれども、それでも出典を明らかにしていなかったりして適当すぎ手眉をひそめたくなるようなレベルもあるから油断してはならない。

カトリーヌ・ド・メディシスの一生を夏木マリの朗読を中心に、鹿島茂名越康文が解説を入れていくというもの。解説尾の影で予備知識がなくても楽しめると思う。大したことはないとはいえ予備知識があり、特に目新しい発見もなかった私でも夏木マリの朗読でも満足。

 

しかし、カトリーヌ・ド・メディシスの人生を丁寧に見ていくと、家族運に恵まれてなさすぎて可哀想になってくる。両親といい、夫といい、子供といい、しんどい境遇ばかりじゃねえか。アンリ3世の最期とマルグリットのこと考えると、カトリーヌが戦ってきたのは何だったんだろう?とか思えてくるのがまたしんどい。

どうでもいいけど、アンリ4世肖像画見るたびに顎が気になって仕方がない。ハプスブルグの方でもご先祖にいたっけ?