「もうちょっと」は一日一回まで

浅い感想とか愚痴とか垂れ流してる

どいつもこいつも手のひらクルクル/『真田丸』第1話

リアルタイムでも見てたけれども、あれこれ見たくなって手を出してみた。

『船出』ってほんと上手いサブタイトルだよなぁ、と思った第1話。

武田が風前の灯となっている最中、武田に真田家はどうするのか?という場面から始まる。この最初の第一話で、俗説とか解説とかをいい感じにナレーションとかお話に混ぜ込んでるのが、リアルタイムの時とても楽しかったのだけども、やはりそういうのが好きだ。

 この第一話で、主な登場人物である真田一族のキャラクターがもうはっきりと見えてるなぁ。頭と手首の回転が恐ろしく早い昌幸、天才肌の父親に振り回れる生真面目優等生系・源三郎信幸、どこか俗っぽいけれども正直な薫、コメディリリーフもこなす小山田茂誠・松夫婦に、ボケ芸を使い分けるとりお祖母ちゃん。分かりやすいながらも、説明臭くない感じでどんなキャラクターか分かるのはほんと良いな。

真田家だけでなく、上杉景勝北条氏政とかもそんなに多く説明もないというのに、どんな状況・キャラクターなのか検討がつくしすごいわ。さすが三谷幸喜か。

他にも色々状況が分かりやすいのも、当時も感心したけれども改めて見ると随所に分かりやすい仕組みがあるな。一番最初の文字も説明とナレーションもそうだけども、コーエーマップが実に分かりやすい。勢力図だけでなくて、各地の主な城もマップに表示されているというのはわかりやすいし、地形がよく分かるマップというのもありがたい。

それと、まだ途中だけれども『風林火山』を見ていたお陰で気づいたのが、最初勝頼様が諏訪・上原城って『風林火山』でも名前が上がっていたこと。リアルタイムで見ていたときにはなんとも思わなかったので、こういうのは面白いなぁ。やはり他の作品も色々見なくては。

塚原卜伝』で左門をやってた平さんが勝頼様だ!リアルタイムで見ていた時、もう「勝頼様」と呼ぶしか無いような儚げな雰囲気だったのに、今じゃ左門の印象が邪魔して仕方がない。あと、内野聖陽も『風林火山』の全然雰囲気が違うのでやはりプロって凄いな。全く違うな!と感心はするんだけども、内野聖陽らしさっってどういうところなのかがよく分からなくなってきたのは、私の勉強不足か。