「もうちょっと」は一日一回まで

浅い感想とか愚痴とか垂れ流してる

「手下の家族でいるのも辛いものなのよ」/『オースティン・パワーズ』

このおバカ映画ホント好き。

U-nextでも見られるようになってたの!そうなったらコレ見なきゃ!というわけで、字幕で鑑賞。『ダブル・ミッション』を見たらスパイからの連想で見たかったので超助かる!

お話としては60年台に活躍していたスーパースパイ、オースティン・パワーズ。彼は宿敵である世界征服を企む悪の科学者Dr.イーブルを追い詰めるもの、自身を冷凍保存させてロケットで宇宙空間へと逃げられてしまう。Dr.イーブルの帰還に備え、オースティンも冷凍保存させる。そして、1997年帰ってきたDr.イーブルと対決すべく目を覚ますものの、ベルリンの壁は崩壊しちゃってるしレコードは骨董品になってるし、時代の変わりっぷりに戸惑いながらも世界の平和を守れるか!みたいなお話。

自分であらすじを書いてみら、とてもスパイヒーロー物みたいなカンジがしてくるけども全く違う。これはただのスパイもので遊びまくったコメディ映画だ。エスニックジョークを詰め込みまくったインチキ臭いことこ上ない国際会議とか、明らかに変装してるような変装とかほんとネタしかない。

ネタ満載の映画ではあるけども、ホント見てて楽しい映画。結構下品だけども、それを差し引いても面白いし好きな映画だ。

OPのダンスシーンとかポップで楽しいのがまず好き。ダンスも見てて楽しいし、そこに入るスタッフたちの名前の文字とかもカラフルで見てて楽しい。

あの巧みな大事な所の隠し方とか、そういうところもお遊びまくってて好き。BGMに『ソウル・ボサノヴァ』とかあの時代に流行った(んだと思う)音楽を使ってくるところ面白いし楽しいところ。そういえば、この映画好きすぎて、おかげで『ソウル・ボサノヴァ』はこの映画のための音楽だと勘違いしてたなぁ。

ところどころ、冷戦とか流行りとか、タイムスリップネタも好き。まぁ、タイムトラベラーの悲哀みたいなことも描いているけども、ほんの少しだよね。Dr.イーブルのほうは次代のギャップを完全にギャグとしてしか描いてなかったし。

これ今まで見た吹替ばかりみてたけども、字幕の時に見なかったシーンがちょいちょいある。少し調べたら今まで見ていたのは、そういうシーンが省かれたUSバージョンだったらしい。まぁ、いいさ。