「もうちょっと」は一日一回まで

浅い感想とか愚痴とか垂れ流してる

何で司教様ってあんな太っとるん?/『パフューム ある人殺しの物語』

スネイプ先生の印象強すぎて、アラン・リックマンが善良なのに違和感。いや、スネイプ先生いい人だけど。 

香りに憑かれた男の破滅への物語。そんなお話。

香り・匂いに執着する主人公の動きが、実に変態的。まぁ、香りとかってエロティックな雰囲気があるけども、あそこまでいくとただただ変態。見かけたとしたら、まず親しくなりたいとは思えない。というか、性欲とか名誉欲とかそういう欲の殆どを香りへの欲望へ全て振られているとか、人間としてどうなんだ。

ストーリーもすごいが映像もすごい。汚い物を映していても、切り取り方というか構成とかが良く出来てる。猟奇殺人を扱う以上、どうしても出て来る死体とかそういうのも絵画のような構図で美しいんだから驚く。

それより何より映像にところどころ現れる色が鮮やかで、それが香りを想像させる。茶色く鮮やかな色が少ないパリに、あれだけの真っ赤なバラ。悪臭だらけのパリに鮮烈なバラの香りが鮮烈だったんだろうということを想像させる。そんな映像から香りを想像させるのもすごい。

あの時代の服なのかもしれないけども、女性の胸がとにかく胸を寄せてあげてる。コルセットなのか?男性の化粧とか格好も時代を感じるし、時代物と言うのはどこの国のものも面白いな。