注釈入るとかちょっとずるい/『真田十勇士』
こないだ見た「真田幸村の謀略」で食傷気味だったのを中和したかったんだ。
真田丸ムーブメントに乗ってたような気がするんだけども、その前から舞台をやっていたそうで。舞台でみたらワイヤーアクションとか面白そうだなぁ。
真田の虚構の英雄真田十勇士と、実はよく分かっていない真田幸村こと真田信繁の半生を利用した、ヘタレを日の本一の兵にプロデュース！というお話。まぁ、真田十勇士が出て来る以上、濃い忍術とかそういうのからは逃れられない運命なんだということはよくわかった。忍者は空を飛ぶとか、さすが十勇士。
そして、十勇士が出る以上「これは講談なんだ。史実とか考えずにエンターテイメント時代劇として楽しもう」と見るのが正しい姿勢。だが熱い。モノノフはこうでなきゃ。
ただし、講談ものとは言っても首のポロリには注意だ！その辺は戦国モノだった。
映画の雰囲気はともかくあらすじについては、一応歴史モノでもあるのであらすじについて特に語るべきはないな。歴史モノは大きな流れが決まっている中で、記録の中の人たちに物語でどれだけの血肉をつけられるかが腕の見せ所だし。
幸村の設定とかがもうコメデイーになってるだけあって、ちょいちょいコメディーリリーフが入るんだけども、その中でも中村勘九郎の空気がやたらとギャグ時空になってる。中村勘九郎が現代劇やらせてもこんなに面白いとは知らなかった。
ナレーションの声、なんかNHKの番組で聞き覚えがある、とか思ってたら元NHKアナウンサー・松平定知サンだそうで。ちゃんといた歴史モノっぽさがでるなぁ。
あと、メガネのせいで気づかなかったけども海野六郎演じてたのって村井良大なのか。戦国鍋TVで色々化けてた人じゃないか！色々出てるんだなぁ。
