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とりあえずハデスを悪役にしておくという風潮あるよね/『タイタンの戦い(2010年)』

一人タイタン祭りはじめました。

タイタンの戦い [DVD]

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この前見た 1981年の「タイタンの戦い」をリメイクしたもの。ブーボとか場面とかモンスターとか1981年の映画を思い出させるようなモノがわんさか出て来るとか敬意が見えてて良いものだ。やはりリスペクトは無くしてならない。

今度はちゃんとしたタイタンと戦わない「タイタンの戦い」。タイタンの戦いだけれども、やっぱり出てくるクラーケン。やっぱりあのアンドロメダを襲う怪獣の名前がはっきりしないのが悪い。やはりタイタンと言えば、OPでかつて存在したこと言っていたけども、ティターン神族を出さなくては。

怪物全般に言えることだけれども、映像技術が向上してるおかげで、動きにスピード感が出てるし、人がゴミのようになってしまうほどの画面いっぱいの多きな怪物も作り出せるので迫力が出てる。やっぱりカッコイイなぁ。

映像といえば、神々も。アレだ、聖闘士星矢の神聖衣*1みたいだ!とか思ってたけど、この映画公開した時に車田御大が描かれたコラボポスターがあったようなきがするので、やっぱり意識したんだろうなぁ。カッコイイし、ちゃんとアトリビュートも押さえているけども、ギリシャというよりも西洋ぽい鎧にしか見えないのが残念かなぁ。

さてお話はというと、ペルセウスのお話に沿ってアンドロメダを助けるために怪物を倒すけれども、前作よりも神々の思惑とか分かりやすい敵の陰謀とかが入り組んでいる分複雑。前作も分かりやすいといえば分かりやすいお話だったけれども、それは単純と表裏一体だから一概に何とも言えないなぁ。

他にも前作はアロンぐらいが仲間だったけれども、仲間と言える頼れる仲間たちも増えてるし、キャラクターが増えて会話やキャラクターを掘り下げる場面が出て来てコレもまた良いものだ。前作のペルセウスは良い子気味なヒーロだったけれども、今回のペルセウスはもっと悩むし怒るし、それに憎むし、こっちのほうが見てて良いな。

キャラクターが増えたと言えば、神々もだ。前作はゼウス以外にもポセイドンとかヘラとかもそこそこいたけれども、キャラが立ってるのはゼウスとテティスぐらい。今作もキャラクターが立ってるのはゼウスとハデスぐらいといえばそれぐらいかなぁ……オリンポス十二神が勢揃いしてくれたおかげで神々の数は増えたけれども、そんなにキャラがたってもない。

字幕で見てると人間のことを「モータル」と呼んでる。前作もキャストを神々「イモータル」、人間を「モータル」として並べていたし、なんかこういう区別を日本語でもいい感じに出来たらもっと雰囲気があったんだろうな。その辺はもったいないな。

 

リメイク元の映画はこちら↓

naruka.hateblo.jp

*1:「ゴッドクロス」と打ったら胃発変換してくれた。Google日本語入力は偉大だ