仲間になると弱体化の法則あるよね/『シャドウハーツⅡ』
こないだうっかりⅠのほうを久しぶりにプレイしちゃったもんだから、一人シャドウハーツ祭りです。
シャドウハーツII ディレクターズカット PlayStation 2 the Best
- 出版社/メーカー: アルゼ
- 発売日: 2005/03/10
- メディア: Video Game
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通常版もディレクターズ・カット版も両方も持ってるし、きっとこれからも手放せない。だから、PS2もずっと手放せない。
もう10年以上前のゲームになってしまうので、色々とアラがあるというか、グラフィックなどが物足りないかもしれませんけれども、お話が面白いし、自分も含め未だに続編待ってる方もネット上で見かける。シャドウハーツは未だに類を見ない良いゲームです。
類を見ないとか思ってしまうのは、このゲームの特色とも言えるジャッジメントリングシステムのせいです。リングと呼ばれる円盤に、色塗りされたエリアがありまして。時計の針のようなものがリング上を動くときに、そのエリアにあるタイミングに併せて○ボタンを押して、バトル時の攻撃の判定やショッピング時の割引にりようしたりするものです。*1さすが、パチンコメーカーであるアルゼが作っただけあるなと思ったものです。シリーズ重ねるごとに。ジャッジメントリングシステムが進化しているのもこのゲームの面白い所。さすがに10年もしたし似たようなシステムのゲームでたりしたかしら?どうなのかしら?
ところで、このゲームシリーズは割と発売されたリアルタイム時に遊べたおかげもあり、シリーズ発売順にプレイしています。なのでⅡの初プレイ時、Ⅰでのヒロインであるアリスへの思い入れが強すぎて、Ⅱでのヒロイン・カレンがどれだけ良いキャラクターであろうとも、「残念、ウルにとってのヒロインはどう頑張ってもアリスなのだよ」とか思っていたんです。実際に作中でのウルもアリスしか頭にありませんし。しかし、エンディングまでやってカレンも真のヒロインだと思い知らされました。それぞれにヒロインの種類が違うんですよ。アリスは「ウルの運命の人」で、カレンは……「はじまりの人」みたいな感じでしょうか?Ⅱといい、このお話のきっかけに大いに関わっていますし。ほんと、シャドウハーツのストーリーは良いわ。
更にストーリーを引き立てる音楽も秀逸です。音楽も好きすぎて、シリーズのサントラ全て保ってるぐらいです。ただ、音楽聴きまくってると、久しぶりにプレイしても、音楽が耳に馴染みすぎたせいでBGMでの感動が薄れてしまったのは失敗でした。でも、音楽だけでも大好き。多分この先もこのゲームがずっと好き。
*1:こんな説明でうまく伝わるかしら?
からくり剣豪伝ムサシロードも懐かしい/『鬼灯の冷徹 第弐期』15話
今期もぼちぼち『鬼灯の冷徹』見てます。
このアニメ、セリフ量が多くて音だけ聞いててもそれなりに楽しめるから、目が疲れてる時でも楽しめるのはありがたい。
1期のOPが一番好きかなぁ、とか思いながらこの15話には驚かされた。だって野沢雅子が女性役やってるんだぜ!?孫悟空とか鬼太郎とか名だたるキャラクターをやってる方だけに、少年役の印象が強すぎるので女性役が驚きというか違和感というか。いや、しかし、ワンピースでドクターくれはやってたか!あと、眠れる森の美女の妖精さんの一人だった。というか、実年齢とかがそもそもおばあちゃんだから違和感無いというかナチュラルすぎる。
そもそも、野沢雅子さんは何年か前の子どもの詩を朗読するラジオ番組が見事すぎたので、私の中で少年役のイメージが強すぎるのがいけない。それと小さな頃から見てたアニメでイロイロ刷り込まれてたのが大いに影響している気もする。一番影響あったのはドラゴンボールなのは間違いないだろうけども。
しかし、今期もシロちゃんまじかわいいので、善き哉善き哉。
ファニーって褒めてるんだか褒めてないんだかよくわからない/『パリの恋人』
「ファニー・ヴァレンタイン」のせいでそう思うだけどさ。
編集長の真っ青なアイシャドウがあまりにも鮮やかすぎて驚いた。
お気楽に楽しみたかったので、吹替で見てたんだ。そしたら、なんか聞き覚えのある声だなと思ったら、マギー編集長の声がマクゴナガル先生!調べたらマギー・スミスをよく演じている谷育子さんだからそう感じたようである。吹替ってこういうのよくあるよね。あと、フロストル教授の声がオーキド博士。
フレッド・アステア演じるディックが、オードリー・ヘップバーン演じるヒロイン・ジョーずいぶん「ファニー」と言うなと思ったら、原題が"Funny Face"なのね。「パリの恋人」とか分からなくもないけども、なんかタイトルの面白みが減ってる気がする。
OPから、色鮮やかなはっきりとしたシルエットが良いなと思ってたら、全編どの場面も絵画のように良く出来てる。マギー編集長が「これからはピンク!」と歌う。どのピンク色がキレイだし、それだけでなくて、オードリーが演じるヒロインの勤め先の本屋の褪せた色合いと、ファッション編集部の人たちの鮮やかな色合いとの対比とかもホント綺麗で、出だしから良かった!
色合いだけでなくて、ファッション界を題材にしてるだけあって、構図とか小道具の使い方もいちいち素敵。そして、写真撮影の場面がどれも構図がすごい。というか、ディックとジョーがくっついたダンスの場面とか、動きながらずっと構図がよく出来てるのが、すごすぎて何アレもうあそこに白い鳩と白鳥とかよく出来たおとぎ話のハッピーエンドの舞踏会っぽくよく出来すぎてて、もうアレどうやってんだろう?あの時代だし、CGじゃないだろうし魔法?
そして、お話もたまんない。ヒロイン達が仲を深めていくのが、王道って感じの流れなのが堪らない。こういうのいいね。中高生の時はどこかこっ恥ずかしくて避けてたけど、やっぱ王道はいいわ。
そうそうそう、映像は構図とかだけでなくて、ダンスも見応えがあって楽しい要素だ。ダンスの種類があまりにも多彩なのも見応えがあるし、それに対応しているフレッド・アステアがカッコイイ。ステップも格好良いけど、ちょっとした動きがとってもスマートとか、筋肉すごいことになってそう。
編集長といいどのキャラもそれを演じる役者さん方もいい感じなんだけども、フレッド・アステアとオードリー・ヘップバーンの年の差がなぁ……ああいう年の差無くもないけども、ファンタジーさが増すので、あれは虚構と自分に言い聞かせるのにはいいか。
オードリー・ヘップバーンもコンテンポラリーダンスみたいなのとか、様々なダンスをこなすのも見ていて面白い。これで顔立ちがキレイだわカワイイわ、とか超人っているんだなぁと思ってしまう。しっかし、いかに美人でチャーミングな顔立ちのヒロインとはいえ、普通に実際に居たら痛い子だなぁ。
んで、さすが名作だけあって音楽も聞いてて気持ちいいなぁ。ガーシュウィンが作ったってだけで、ハズレは無いようなものだという先入観はあるとはいえ、どれも聞いてて楽しい音楽だなぁやはり。
古いからこそ思うことはあるけれども、一度は見て置いて良い映画でした。
視力がダメだと集中力もダメ
最近、映画は見たいんだけど見始めたら疲れるなぁ、と思ってたんですよ。
そんなに集中力を使わなくていいし、暇つぶしにいいのでアニメをダラダラと流してたら気付いた。
視力ものすごく下がってない?ってことに。
今週残業とか自分にしてはそこそこあったので、その疲れのせいかと思っていたんだ。そう、集中力も続かないのは疲れてるせいだし、なんかテレビの画面が見づらいのも、それもこれも疲れてるせいだと思ってたんだ。
なのに今日はそこそこ疲れていない日だと言うのにやっぱりよく見えてない。体力はここ数日の中でもそれなりに残ってるっていうのに、なんかよく見えない上に、よく見ようとすると目だけやたら疲れる!ああ、これ目を酷使してるから、目が疲れるんじゃないかよ、そうだよ絶対。
薄々気づいて目を背けていたけれども、これ以上はごまかしきれない。メガネ新調するしかないのか。ただでさえ厚いレンズがますます厚くなるのか……フレームの選択肢がますます減るし、憂鬱だ。
子供向けって何なんだろう?
細切れ時間を潰すのにいい感じだったので、最近『妖怪ウォッチ』見てたんですよ。
「夏だ、海だ、妖怪だ! グレるりん編」「コマさんといく ?はじめてのマッサージ?」「夏だ、海だ、妖怪だ! うみぼうず編」
- 発売日: 2015/07/31
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確かに子供向けのゲームが原作なのに、明らかに子供向けじゃないネタが出てくる。それどころか、一緒に見てる親すらわからないようなネタが出てきてないだろうか。USAピョン出てくるコーナーに出てくる演出とか、昭和の金使いまくったクイズ番組の演出だし。あれ?昭和というよりもバブル?いや、高校生クイズ的な奴?三十路に足突っ込んだ自分でさえ、パロディとしてネタにされてるのしか見たこと無いのに。
明らかに「コレ、子供どころか親もよくわからないんじゃないか」と思ったのが、この回に出てきた加山雄三アクセントの「幸せだな~」というセリフ。ネタにされてるのは知ってるだろうけども、元ネタの映画、今どきの子供の祖父母とか下手したらそれより上の世代の人じゃないとわからないんじゃないのか?ジバニャンの「シェー」のパロディのポーズとかも、普通だったら今どきの小学生は知らないもんなー。まぁ、『おそ松さん』放映した今じゃ話は違うけども、このアニメはその前から出してたしなぁ。
昨今の幼児向けコンテンツが、幼児と一緒に見ているだろう親もターゲットにしているのは知っていたけども、これそれどころじゃないしなぁ……なのに、明らかに小学生好みのネタもあるし、このアニメ何を目指してるんだろうなぁ?パロディの高み?
「おのれ、夏の終わりのカブトムシ!」/『谷山浩子/素晴らしき紅マグロの世界』
たまたまラジオで耳にして、「何というタイトルの曲だ」と思うも、「『アタゴオル』なら致し方無し」という気分になったんですよ。
2006年の映画『アタゴオルは猫の森』に使われた音楽だそうで、アタゴオルにはぴったり。おまけになんだかクセになるので、コレ聴いて以来頭ん中で紅マグロが回遊し続けちゃってんだけども、どうしよう。そしてPVもなんだか中毒性が高い。紙芝居みたいなのに、あの動きがやはりこれまたクセになる。欲を言えばヒデヨシ以外にも、テンプラとか唐揚げ丸とか劇中でも楽器を演奏しているキャラクターがいたらもっと嬉しかったな。
映画ももう12年ほど前で、漫画も本屋さんで平積みになってるイメージがないんだけども、90年台後半前後にシチューのCMのアニメーションにも起用されていたし、作者・ますむらひろし先生の絵はアニメ映画『銀河鉄道の夜』で見たことがある人もいるだろうな。数ある『銀河鉄道の夜』のアニメだけども、ますむらひろし先生が関わってるのは登場人物が猫のもの。ジョヴァンニかカンパネルラのどちらかが青い猫のアレだから、ちょっと古いかもしれない。
そうそう初めて読んだのは小学生ぐらいだったんだけども、テマリちゃんが天パなのに髪型が可愛い仕上がりだったので、二次元とはいえめちゃくちゃ羨ましかったの覚えてる。アタゴオルは女の子が誰もが可愛かった。
それにしてもタイトルの意味わからん/『Bennie Wallace/Mystic Bridge』
実はチック・コリアの名前で選んで買ってみたんだな、これが。
今年の2月に出たCDだから新しいのかと思っていたら、収録年1982年収録という、30年以上前の音である。
参加メンバーは、メインにベニー・ウォレス(ts)。ゲストとして、チック・コリア(p)。他に、ザ・ベニー・ウォレス・トリオのメンバーであるエディ・ゴメス(b)にダニー・リッチモンド(ds)。Wikipediaにそれぞれのページがあるのは、チック・コリアとエディ・ゴメス。リーフレットにもあるけれども参加したアルバムを見ると、エディ・ゴメスがベニー・ウォレスとチック・コリアの橋渡しになったのは間違いないのだろうな。
チック・コリアのピアノを楽しみにしていたとは言え、これベニー・ウォレスを始めとしてみんなの演奏すごくね?と大当たりを引いた気分。ベニー・ウォレスのサックスがほんとカッコイイよ。縦横無尽にこんなの吹けるとか本当にカッコイイ。
まぁ、有名だしというおとでチック・コリアのピアノを楽しむのなら、表題作にもなってる#2 Mystic Bridgeが分かりやすかったか。いや、ベニー・ウォレスのサックスも目立つんだけども、ピアノもよく目立つ部分が多いし。何よりこの曲のメロディーが、ピアノもベースも一番好き。
何にせよもっと色んな曲聴いて、色んな物を読んで勉強しないと。
「VR」の文字はちょいちょい出てたよね/『シャーロック・ホームズの冒険』第3話
「ロンドン警視庁」でなくて、字幕でも「スコットランドヤード」で出そうぜ。
聞き覚えのないタイトルだから、未読の作品かと思いきや、弾痕で書いた「VR」の文字とか「フェルプス」という姓に覚えがあったから、読んだのだろうか?とか考えながら鑑賞。水泳のフェルプス選手と同じ姓だから「英語の国でよくある苗字なのかしら?」とか考えてたんだ。結論は、小学生高に読んだことのあるお話であった。
お話としては、機密文章を盗まれてしまった依頼人がホームズに泣きつくところから始まるという、まぁホームズによくあるパターン。お話のオチとしては、クズな親戚にはご注意、というようなホームズ以外でもよくあるパターンであった。
本日のヒロインはハドソン夫人。ただのヒロインではなく、結末あたりのいたずらが大成功した時のおちゃめな顔がものすごく可愛いくて、ヒロイン力がとてつもないことになっていた。
ジョージ5世とニコライ2世ってやっぱ似てるー/『英国王のスピーチ』
あー、コリン・ファースやっぱりかっこいいな!早く、続けてキングスマン1・2見返したい!
そう思いながら、コリン・ファース主演なので見てみることにした。
英国史上なかなか大変なタイミングで即位し、なかなか大変な時代に直面した王様が、友情パワーと家族パワーでトラウマを克服し、第2次世界大戦という時代に勇気を持って立ち向かっていくお話。まぁ、お兄ちゃんの件に関しては色々運命が意地悪してたよねと思わざるを得ない。
原題は『The Kings's Speech』。まぁ、英語を使う国での王様と言ったらそりゃ英国王だな。
お話は脚色とかありきとしても、概ね事実に基づいているようなので、わざわざ言うべきこともあろうか、という所。事実に基づいた話の上に、困難に立ち向かった上に乗り越えるという王道の要素を備えたいい話なので、あえていうべきこともないだろうか。あまりにも良い話なので、ひねくれ者が良い子すぎやしないかと思うぐらいか。
エリザベス王妃役の女優さん、どこかで見た覚えがあったと思ったら、ヘレナ・ボナム=カーターじゃないか!『スウィーニー・トッド』の時と違って、顔色良いお化粧してるからかだいぶ印象違うなぁ。そして、病んでる役ではないからか素直に美人だと思える。
それ以外の役者さんもすごいというか、なんというか……似てる。チャーチル役の人とか、ボールドウィン役の人とか、実にそれっぽい。チャーチル役の人、『スウィーニー・トッド』で判事の手下やってた人なのか。全く気づかなかった。
叔父上の調略教室はっじまるよー/『真田丸』第8話
見逃したブシメシまとめて見ようと思ったら、なんかうまく行かなくてふてくされてたらこんなに時間がたってただと!?
そんな風に凹むくらいなら気を取り直して、真田丸を見直すのだ。どこもかしこも狸の化かし合いな第8話。化けの皮として被るのは、女子力だったり戦国武将の看板だったりとか色々だ。
上杉に付くとか言っておきながらの北条への手土産づくりに勤しむ真田パパ。物理でなくて、弟の真田信尹叔父上を差し向けて春日信達を調略するあたり、実に戦国武将である。そして、調略した春日さんの武将としては良くても人としても最低の扱いとか、ほんと戦国武将だ、というか、マジ真田安房守。
そんな真田安房守の弟だけあって、真田信尹もしゃあしゃあと抜かすわ。そんな汚い大人たちの手によって大人の階段登らされた信繁さんに上杉景勝公の言葉が随分と染みそうなのがよく分かる。
しっかし、説得と見せかけて、良い具合に春日さんの置かれた状況を説明させているあたりも、この脚本が実に上手いと思うしか無い。その中に適度なコミカルさと、マンガみたいなキャラのたった登場人物の描き方といい、やっぱり真田丸は面白いなぁ。